PlayStation Vita “PLAY”キャラバン 名古屋に参加してきました

2011年12月17日のデビューを前に全国5都市で、発売前のPlayStation Vitaを体験できるイベント「PlayStation Vita “PLAY”キャラバン」が行われています。2011年11月26日-27日は名古屋にある「LACHIC(ラシック)」で行われましたので、土曜日の26日に参加してきました。

配布されたのはガイドブック

「LACHIC(ラシック)」をご存じない方に軽く説明すると、名古屋三越の隣にある、三越の別館専門店街のような複合商業施設です。飲食店街や大型書店、各種専門店などが入っており比較的若者向けです。NTT DoCoMoのスマートフォン新製品が気軽に試せるカフェ形式の「スマートフォンカフェ」などが入っていることからもターゲット層が分かると思います。

話がそれますが、7階にある「農場レストラン モクモク風の葡萄」には良く行きます。モクモクファームは20年弱前に仕事で訪れてから結構気に入ってますのでLACHICにレストランができたと聞いて一目散に駆けつけました。

さて、そんなLACHICの1階吹き抜け部分、というか通路で行われたPlayStation Vita “PLAY”キャラバンですが、以前自分で記事に書いておきながらその存在をすっかり忘れていました。朝のテレビ番組(東海テレビの「ぷれサタ!」)のなかで放送されていたのを見て思い出し、午後から慌てて出かけて行きました。

試遊ソフトウェアは以下のようになっていました。全国の会場共通だそうです。

– 入り口から向かって右側 –

    アルティメット マーヴル VS.カプコン 3 3台
    リッジレーサー 3台
    パワースマッシュ4 3台
    忍道2 散華 3台
    真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト) 3台
    地獄の軍団 3台

– 入り口から向かって左側 –

    王と魔王と7人の姫君たち 〜新・王様物語〜 3台
    真・三國無双 NEXT 3台
    GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動 3台
    みんなのGOLF 6 3台
    アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり- 3台
    PLAYキャラバン特設ステージ 1台

18(右) + 15(左) + 1(左) = 合計34台のPS Vitaが置いてありました。
PLAYキャラバン特設ステージというのがよく分かりません。なにやら事前に登録してあるといいことがあったらしいです。

まず、並んでいる列の最後尾に行くとスタッフの方からプレイしたいゲームを1つ選ぶよう言われました。ゲームごとに各3台つづ試遊台がありますが、選んだゲームが空くとそこへ案内されます。

とりあえずこれしか欲しいものがないので買う予定のアンチャーテッドを申し込みました。ゲームごとに試遊パスが用意されていますのでパスを受け取って並びます。

試遊パス

PS Vitaはネットでの予約販売が激戦だったこともあり、午後から出かけたため出遅れ感著しく相当並ぶのを覚悟していましたが…

並んでみた

並んでも20人程度

並んでいるのは多くて20人位。13時半頃でしたが、次は自分の番という時に後ろを振り向いたら誰もおらず、実は私一人しか並んでいなかったりとか…

更に、どうもアンチャーテッドだけ列の進みが遅かったようです。

一人あたりの制限時間は10分(PS Vitaとセットでタイマーが置いてあり、そのタイマーで計測されます)なのですが、ゲームによっては10分使い切らずに帰ってしまう人が結構いたようです。

アンチャーテッドはプレイしてみて分かったのですが事前に操作の説明をしてくれる訳ではなくプレイするにはここをタッチして、どちらのシナリオ選びますか程度しか聞かれず四苦八苦しているうちに10分経過してしまい、皆が10分の持ち時間をフルに使い切るのです。これが列の進みが遅かった理由です。

実際のプレイしている時に写真がありませんが、一応撮影禁止とあちこちに書かれていて、説明員のお姉さんに「写真とっていい?」と許可をにこやかに求めましたが笑顔でお断りされましたので諦めました。

3人に一人のお姉さんが正面に居座り、背後には黒服(このイベント専用の黒色スタッフジャンパー)のお兄さんがこれまた3人に一人ついているという前後からの監視社会の狭間でプレイさせられたため、Vitaカード抜いてやろうとか、専用カード抜いてやろうとかファームウェアのバージョン見てやろうとか色々企てていましたが…

…無理でしたorz

初めてVitaをプレイした感想は、

    ・まず、思っていたよりデカイが軽い。
    ・画面が綺麗。
    ・ヘッドフォンでのプレイを強要させられたが、周りがうるさすぎると音量最大にしても聞き取りにくい。
    ・STARTボタンなどの配置に違和感があるが慣れの問題か。
    ・手垢が酷く目立つ。試遊前にお姉さんが必ずフキフキしている理由が分かった。

プレイしてみて確信しましたが、もうスペックで驚く時代ではないのでPS Vitaが爆発的にヒットしそうかと聞かれれば答えはNOです。

もちろんそう思っているのは私だけかもしれません。しかしイベントに参加してみてこれも確信しました。人が集ってこないのです。

周りに人だかりが...ない

話題性があれば周りに人だかりができていてもおかしくありませんが、通路のど真ん中でのイベントだったにもかかわらず誰も足を止めていません。名古屋の中ではかなり人通りはあるほうなのですが…

ここまで興味をもたれていないのはちょっと意外でした。

足を止めて見るだけでなく、人自体が集らず並んでいなかったことから推測すると
「一般人には全く興味を持たれないPlayStation Vita」
という姿が浮かび上がってきます。

これだけ人が来ないその理由は、LACHICの外に出てみるとよく分かりました。PS Vitaとは直接関係のないその理由とは…

寂しいLACHIC前

なんと、看板など一切無く呼び込みの男性スタッフ1名が通りかかる人に声をかけているだけ。
LACHICの入り口には先日日本シリーズで敗退し日本一を逃したことに商魂を見いだすドラゴンズフェスタのロゴがあるのみ。入り口にブルーの貼りものが見えますが、あれはVitaのブルーではなくドラゴンズのブルーです。そりゃ人が来ないのも当然です。

ちなみに写真を見て名古屋って全く人がいないの?と思った方に一応説明しておきます。

ちょうど11月26日は非常に寒い一日でした。
名古屋の人は寒いと地下街に潜ります。更に残念なことにLACHICは地下街と直結していません。だからLACHICの入り口付近は人通りが少ないのです。特に午後日陰になる久屋大通側は。

要するに、LACHICでPlayStation Vita “PLAY”キャラバンをやるから一見さんが来ないのです。この日にLACHICでPS Vitaのイベントが行われるのを予め知っていた人の割合が多かったのではないでしょうか。これが単なる予想で実はふたを開けたら人気爆発というのを期待したいところです。

さて、ぷれコミュでの”PLAY”キャラバン福岡・札幌レポートのレポート映像(動画)で、イベントに参加した人のインタビューが流れますが、名古屋の様子も撮影していましたので近く掲載されると思います。

インタビューOKと返事をすると取材される

インタビューはきちんと事前に公式サイトで動画公開するとの趣旨を説明した上で本人に撮影許可を取っています。

40代のオッサンが一人で並んでいたのでターゲットロックオンされ、私はスタッフから声をかけられました。テレビには出たくないので丁重にお断りしましたがそのスタッフの方に聞いた所事前に了解を得た方のみに対しプレイの様子などの撮影を行い、終了後インタビューを行うそうです。

取材されても編集でカットされ殆ど流れないのではないかと聞いたところ、撮影許可をもらえて取材した方についてはできるだけ使うようにしているとのことでした。全員のインタビューが流れるということはないはずですのでプレイ風景のインサートなども含めて最低ワンカットは使われると考えて良いでしょう。

——

ぷれコミュに掲載される写真などはきっと人がごった返しているように見えるものが選ばれて掲載されるでしょうが、実際に私が行った土曜日の午後1時から2時の時間帯(一番人が多い時間帯だとは思うんですが)は盛り上がりに欠けていました。このイベントをきっかけにPS Vitaを買おうと思った人が増えるといいのですが、もともとゲーム好き以外にはあまりウケていない印象でした。

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