格安スマホは単なる抱き合わせ販売では?

ここ最近、「格安スマホ」のニュースを良く見かけます。キャリアでスマートフォンを購入すると月々7,000円程かかるものが3,000円を切る格安な価格でお買い得だとか。

まず流通大手イオンが日本通信と組んで限定8,000台で販売を開始した「イオンのスマートフォン」は、本体込みの月額料金が2,980円という”格安”な価格で発売されたことが大きなニュースになりました。

続いて大手量販店ビックカメラが限定1,000台という同様の形態で月額2,830円のスマートフォンを発売、ヨドバシカメラも追従して格安スマホ発売を検討しているそうです。

どの格安スマホも「大手携帯電話会社の半額以下で買えるスマートフォン」と表現されて伝えられています。MVNOのパイオニアである日本通信最初の製品であるb-mobile U300をSIMフリーiPhoneと組み合わせて使ってきた私もそのニュースを見て触手を伸ばしかけましたが、よーく調べてみたら大手キャリアでスマートフォンを分割して購入させる文化の浸透を悪用した抱き合わせですね。これ。

格安スマホ

MVNOやSIMフリーとは何かを知っているユーザーなら、イオンやビックカメラの格安スマホは以下の既存のMVNO SIMとSIMフリースマートフォンとの組み合わせになっていることはご存知かと思います。

イオンのスマートフォンの場合

本体: Google Nuxus 4/端末料金1,420円×24回(34,080円)
SIM: スマホ電話SIM(日本通信) スマホ電話SIM フリーData 月額1,560円
(通信速度200kbps 通信量上限なし)

ビックカメラのスマートフォンの場合

本体: Covia FleaPhone CP-D02/端末料金930円×24回(22,320円)
SIM: BIC SIM(IIJ) ミニマムスタートプラン+音声通話機能 月額1,900円
(通信速度のスペックはXi同等だが本体がLTE非対応のため実質3G通信 通信量上限1GB 追加課金で上限増量可だが購入しないと200kbpsに制限)

今回話題になっている格安スマホは、いわゆるLTEに非対応の3Gスマートフォンをセット販売したものです。LTEへの移行が進んでいる現在、3G通信のみ対応するスマートフォンをキャリアショップで購入しようとしても旧型しか存在しないため貴重と言えば貴重なのですが、LTEのSIMカードは3Gスマートフォンで3G通信なら使用できますから、端末価格購入費を安価に済ませるにはちょうどいい端末だと言えます。

だったら端末代2万とか3万程度を一括払いさせてくれれば端末代金分は月額料金に含まれなくなりますから月額1,560円とか月額1,900円という、よりインパクトのある数字になりますよね。

だだし、一括払いオプションは存在しないのです。

この点について日本通信に問い合わせてみました。

    イオンのスマホで端末を一括購入する方法はありませんか?

      申し訳ございません。本体は必ず初回は分割払いでお支払いいただいております。2回目以降の支払い分を一括でお支払いいただくことは可能です。

    残債の一括払いしかできないということですか?

      はい、そうです。

    2回目以降の残債を一括払いするにはどうすればいいのですか?

      このお電話をおかけいただいているbモバイルヘルプデスクへご連絡頂ければ、お名前や住所などの個人情報をお伺いした上で手続き致します。2回目のお支払いで残債分を一括請求させていただきます。

つまり、最初から端末代を一括で支払う方法はない、一度は割賦契約(ローンを組む契約)をすることが必ず必要ということです。

そうなると、端末を自由に選べないという不自由さだけが目立ちます。価格的に安く見せかけて、手軽に買えるイメージのために抱き合わせ販売をしてローンを組まされているとしか思えなくなってしまいました。

きっとスマートフォンに詳しい方なら好きなドコモの白ロム(またはSIMフリー端末)を購入して好きなMVNO SIMを選んだ方が満足感は高いと思います。スマートフォンに詳しくないけれど興味があるユーザー向け商品がきっと「格安スマホ」なのでしょう。悪く言えば情報弱者向け、というのは言い過ぎ?

ちなみに、NEXUS 4はイオンSIMの格安スマホとして騙されて買った方が安そうなんですが…今はNEXUS 5があるから需要ないかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください