ゲームフリークのための東京モーターショー
今年の東京モーターショーは千葉の幕張メッセではなく正真正銘東京にある東京ビックサイトで行われています。例年はもっと早い時期に開催されていますが今年は2011年12月3日から12月11日までとなっています。
今年の東京モーターショーの(個人的な)目玉はトヨタの『86(ハチロク)』とその兄弟車であるスバルの『BZR』ですので当然実車を見に行くのが目的でしたが、このブログでクルマネタ書くのもなんですので、ゲーム好きの方がぜひ行きたくなる東京モーターショーをご紹介します。
例年モーターショーに行くと必ずあるPlayStation3での『グランツーリスモ』体験プレイですが、今年はゆりかもめ国際展示場正門駅から会場に入ってすぐのところに2012年2月2日に発売される『グランツーリスモ5 SPECII』の体験コーナーがありました。
通常の2Dバージョンと3Dバージョンの2種類が体験できますが、3Dバージョンの筐体は2台しかないため待ち時間は2D版より長めです。
私は待つのが嫌いなので20分並んで2Dバージョンを体験してきました。(因みに3Dバージョンは40分待ち)
レカロのフルバケが装着された筐体に胸が踊りましたが、実はフルバケが身体にフィットしない(というより横幅が足らない)くせに無理矢理押し込むようにして着座。ゲームがSPECII(とはいっても新規版ではなくネットワークアップデートしたv2.00と有料ダウンロードコンテンツ「コンプリートパック」プロダクトコード同梱版)ということと筐体が本物のコクピットっぽいことを除けばいわゆる普通の『グランツーリスモ5』ですので特段感動するようなことはありません。並ぶ時間はかかりますが3Dバージョンをプレイするべきでした。なお、プレイ時間は一人3分です。
そして、今回のメインイベント、トヨタ『86』の展示ブースです。オレンジのハチロクが光り輝くステージの裏にひっそりと「86 Virtual Test Driving」なるバーチャルハチロク試乗コーナーが存在していました。偶然休憩しようと裏に回ったところで発見しましたが、そんなものがあることに気がつかない程それはひっそりと佇んでいました。
もちろんバーチャル試乗と言っても『グランツーリスモ5』の特別仕立て版で、ドライブできるのは展示されている86と同じオレンジの86のみでコースもトヨタのお膝元富士スピードウェイのみ、おまけにAT初級モードのみでの走行です。アーケードモードっぽいですがレースに出てくるライバル車は色とりどりの86だけという86づくしのグランツーリスモ5です。試乗筐体は3台で一人3分のみプレイ可能ですので素人が富士スピードウェイを1周ちょっと走ると制限時間です。
最終コーナーを立ち上がってストレートを駆け上がる時にもうあまり時間が残っていないことに気が付き、せっかくなので直ドリかまそうとして失敗、そこで時間をロスして第一コーナー前でいきなり画面が黒味になって試乗時間が終了してしまいました。
肝心の86の乗り味ですが、4AGとそもそも排気量が違うのでトルク感抜群などと言っても意味がありませんが高回転でのスピードの乗りがいいことは分かりました。ただボクサーエンジン味の薄さ(最近のスバル車がそもそもドロドロボクサー系ではなくなっているので当然です)が残念です。
トルクステアがないのは流石にFRです。
いつの日か白黒ツートンカラーの限定特別仕様車などというマニア心をくすぐる86が出るといいですね。
さて、モーターショーにちなんだゲーム関係というと『グランツーリスモ』以外ないだろうと思っていましたが、なんともう一つ、これは予想外でしたがKINECTを利用した体感系ゲームがトヨタのブースにありました。
セグウェイのような乗り物をKINECTで操作し、コインを取ったり風船を割ったりして得点を競うゲームです。
身体を前に倒すとセグウェイが前に進み、身体を左右に傾けると曲がります。道路の途中にあるコーンや枯葉の山(道の真ん中にあるなんて…掃除しとけよ)をよけながら、コインを取ったり手を延ばして風船を割ったりしてポイントを稼ぎゴールまでたどり着いた時の得点を競います。
因みに私は17,000点くらいでした。
北米では任天堂が『マリオカート7』の販売促進のために自動車ショーに出展していましたが、東京モーターショーには任天堂の影も形も見えませんでした。その他ゲーム好きが気になりそうな展示ブースを探しましたが見つけることができませんでした。
このブログの読者層は若い方の割合が多いようですので車に興味がある方は多くはないと思いますが、自動車ショーとは言ってもゲーム好きが楽しめる要素も多くはないですが存在しています。今週末まで東京モーターショーは開催されていますので是非一度足を運んでみて、ついでに自動車というものの世界を覗いてみてはいかがでしょうか。