nasneは神機だと思うがもっと勉強してから買えば良かった
我が家ではテレビが1台しかありません。帰宅したときも休日もだいたい子供にテレビを奪われているため録画しておいたテレビ番組を観るにも夜中で、しかも「パパのビデオのせいで容量足らなくなったから消した」の一言で未視聴ビデオが良く消されてしまい泣くに泣けない毎日を送っていました。
そんな時ソニーから「地デジチューナーを搭載し、ホームネットワークにつながっているさまざまな機器でのテレビ番組の視聴や録画を可能にする」という「nasne(ナスネ)」が発売されると聞き、もしかしたら夢の”好きな時にテレビ見放題生活”が手に入るかもしれないという野望を抱きnasneを購入してみました。
週末にあーだこーだと色々調べては試すの繰り返しをしましたが、結局いまだに”好きな時にテレビ見放題生活”は手に入っていません。nasneは神機だと思いますが先に調べてから買えば良かったと反省しています。
nasneはソニー製品にしては珍しくソニー縛りのない製品です。PlayStationシリーズやウォークマン、VAIOといったソニー製品向け専用ではなくソニー製品以外でも著作権保護技術(DTCP-IP)対応のDLNAクライアント機器であれば、放送中の番組や録画した番組を観ることができるのです。
nasneがあれば自宅内無線LAN環境下にいればどこでも録画したビデオが見放題♪と思ってたら、発売されることだけは知っていたVita用のアプリが実は”年内発売”で現時点では未リリースだと気が付いた時から実は敗者の弁を語ることは決まっていたのです。
ソニー製品以外のスマホやタブレットで問題なく視聴できるはず、と思い込んでいたのがそもそも失敗でした。
とりあえず我が家の戦力は
[ソニー製品]
PlayStation 3 / PlayStation Portable / PlayStation Vita
[ソニー製品以外]
Macbook / iPhone 3GS / iPhone 4S /ボロいFMV(主にPSPLink用) / HT-03A/ SH-10B / T-01C / N-04B / SC-02B / SH12T
基本はソニー製品以外で戦うつもりでした。iPhoneやMacでnasneで録画したビデオを観る、というのが最大の目標だったといっても過言ではありません。それでも多数のAndroidデバイスがあることから戦力としては結構多い方じゃないかと過信してました。
誤算だったのは、というか強敵だったのは録画した地デジを観るには
「著作権保護技術(DTCP-IP)対応のDLNAクライアント機器」
が必要だったことです。
著作権保護技術(DTCP-IP)はそれまで各社が勝手にやっていた著作権保護技術(DRM)をホームネットワークで互換性が取れるものとするためにできた規格です。MacやiPhoneなどのiOSデバイスがDTCP-IPに軒並み非対応なのは単にAppleがその規格策定のメンバーではないためで、Appleが今更費用負担してメンバーに仲間入りすることは考え難く今後もOSレベルでDTCP-IPに対応することはないでしょう。このこともnasne買ってから気が付いたことです。
iPhoneでもAndroidでも『S-Entrance』というアプリがあるので(ウェブサイトのショートカットリンクみたいなアプリですが)、そこからnasneの設定もできますし、番組表経由で録画予約ができる『CHAN-TORU』という駄洒落もたいがいにせいよ的なネーミングのアプリからリモートでnasneへの予約も問題なくできます。
nasneは通常の設定だとDHCPで自動的にローカルIPアドレスが振り分けられますが、任意の固定IPを振っておけばPCからでもブックマークからアクセスはできます。
でも肝心のビデオが観れません。 それには著作権保護技術(DTCP-IP)対応のDLNAクライアントが必要です。
色々探した結果、AndroidにはプリインストールアプリとしてのDiXiM Playerや、Google Playで配布されているTwonky Beam(これはiPhoneにもありますが、DTCP-IPがアップデートによる対応となっていて現状非対応:Android版もAndroid 4.0 ICS以上のみDTCP-IP対応)、iOS用で8Player(DTCP-IP非対応)、AQUOS Phoneプリインストールのスマートファミリンク、その他ツイッターで皆さんに教えていただいた情報ですがWindows用でPowerDVDやDiXiM Digital TVなど各種あるようです。
唯一我が家のT-01C Regza PhoneにDiXiM Playerがプリインストールされていたのですが、DTCP-IPに非対応でファイルまではブラウズできたのですが再生できませんでした。
また、残念ながらMacやiOSデバイス向けのものは現状では存在しません。完全に戦力不足でした。考えが甘かったです。
Vitaでの視聴アプリが年内にも公開されることと、iOS用のTwonky BeamがDTCP-IPに対応予定であることを考えるとnasneのためだけに緊急避難的に新たに対応スマホやタブレットを買うのも馬鹿馬鹿しいのでもう少し考えてからnasneを買えば良かったと反省してます。
ただ、私の環境では反省ですが予約方法もリモートでどこからでも簡単にできますし3倍で録画しても結構画質が綺麗ですし、視聴クライアントさえ持っていれば本当に便利だと思います。少なくとも私の生活を変えてくれるだけの力は持っています。
パソコンでしたら、手間がかかりますがVAIO以外でも視聴可能ですよ。
VAIO偽装のことだと思うのですが、Macで仮想環境の上に仮想環境作らないといけないので難しいです。
PS3にトルネインストールしたらVitaのPSリモートで見れませんか?
nasneはtorneをインストールしないと使えない仕組みになっています。リモートプレイに対応してくれていれば話は簡単なのですが、そうはいかない所が問題なのです。
ん〜ハードとしてのtorneが無いと駄目なんですかね?
うちのVitaではちゃんとリモートでtorne立ち上がってtorneもnaseneも見れるんですよね〜。
ごめんなさい。トルネはリモートプレイ可ですがナスネ上のビデオはファイル表示されるだけで再生できませんね。トルネでとった物は見れるんですけどね(^_^;誤情報失礼しました
結局はDTCP-IPをサポートしたアプリがプリインストールされたデバイスっていうのが一番確実なんですよね。ファイルの表示までは行けるんですが。
Vitaのアプリ待ちです。
ps3での視聴および録画番組の視聴はできるんですよね?
iOS用Twonky BeamがDTCP-IPに対応して、nasneから再生出来ましたよ。
あと、RECOPLAのiOS版も今月中旬から配信されるらしいので期待!
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121129_575051.html
Twonky Beamがアップデートされた日に試したら、録画した番組は再生できました。ただ、再生できなかったものもあります。3倍で撮ったものが再生できないことが多いようでした。無線LANの環境の影響かもしれませんが。