WiiのHomebrewでUSB2.0 システムメニュー4.3の恩恵 そして違法と呼ばれる懸念排除へ


HackMiiで、USB2.0をサポートした公式IOS58がリリースされたことに伴いUSB2.0をサポートしたHackMiiインストーラー v0.8とBootMii beta6、Homebrew Channel v1.0.8をリリースしたことを伝えていました。USB2.0対応を強くうたった形ですが、その裏にはWiiの違法コピー問題の戦犯扱いされ任天堂からアップデートのたびにHomebrew Channelなどを起動不可にされてしまう無念さを乗り越えるために、より合法化をアピールしたいTeam Twiizersの思惑が透けて見えます。
【情報源:HackMii

Homebrew_channel

The USB2 Release
USB2.0サポートのためのリリース

Some of you may be familiar with a major problem in Wii homebrew land. Most applications and games found on wiibrew.org use libogc, which in turn relies on IOS. While most IOS versions have a USB module, it is limited to USB1, and its I/O throughput make some applications next to unusable when using USB mass storage devices, others have annoyingly long loading times.
WiiのHomebrewにおいてはお馴染みの問題があります。wiibrew.orgにあるようなほとんどのアプリケーションやゲームはIOSに依存するlibogcを利用しています。IOSはどのバージョンにもUSBモジュールが含まれていますが、USB1.1にしか対応しておらずUSBマスストレージデバイスを利用しようにも入出力デバイスとして使えないアプリケーションが存在し、使えたとしても読み書きが非常に低速だったりすることもよくある話です。

The Wii game “Your Shape” changed this ? it introduced a new IOS version: 58, and this is the first with an official USB2 module. Starting with the System Menu 4.3 update, IOS58 is available to every Wii.
Wiiのゲーム“Your Shapeから、新IOSバージョンであるIOS58を導入するようになります。IOS58は初めて公式にUSB2.0対応を果たしたモジュールです。システムメニュー4.3にアップデートすることによりすべてのWiiにIOS58が導入されることになります。

Thanks to ??some serious work by tueidj, all homebrew applications can now utilize this USB2 module through libogc. The Homebrew Channel v1.0.8 is the first version supporting it.
tueidj氏の尽力によりすべてのHomebrewアプリケーションはlibogcを利用してUSB2.0対応を実現できることになりました。Homebrew Channel v1.0.8はUSB2.0をサポートした最初のバージョンとなります。

IOS58 will be automatically installed when you update your Wii to System Menu 4.3. If you do not want to update, you can use Tantric’s clean IOS58 Installer.
IOS58はWiiを4.3にアップデートすれば自動的にインストールされています。もしアップデートしたくない場合はIOS58だけをインストールするIOS58 Installerを利用してください。

The release notes:
リリースノート

HackMii Installer (v0.8):

・IOS58 is chosen for The Homebrew Channel when installed. This is required for USB2 support. Other IOS versions are of course still supported, but USB will be limited to version 1.
・Homebrew Channelインストール時にIOS58を利用するよう設定されます。USB2.0サポートにはIOS58は必須です。もちろん他のバージョンのIOSもサポートしていますが、その場合はUSB1.1に制限されます。

BootMii beta 6 (v1.3):

・Fixed the freeze when using the autoboot feature to load System Menu with a delay of zero.
・The NAND backup no longer crashes when stumbling on uncorrectable pages.
・A couple of fixes to the integrated SD browser.
・The autoboot feature is ignored when launching the IOS version of BootMii.
・ディレイを0にしてシステムメニューをロードする設定でオートブート機能を使うとフリーズする不具合を修正しました。
・偶然修復不可能なところに入り込んでもNANDバックアップがクラッシュしないよう修正しました。
・SDブラウザに統合されたことによる不具合を修正しました。
・BootMiiがIOSバージョンで起動する時にはオートブートが機能しないようにしました。

The Homebrew Channel (v1.0.8):

・General USB improvements for all IOS versions, this fixes the regression introduced in version 1.0.7.
・ USB2 support through IOS58.
・全IOSバージョンでのUSB対応の一般的な改良を行いました。これはv1.0.7で後退してしまっていた機能を回復したものです。
・IOS58を利用してのUSB2.0サポートを追加しました。

A note about unofficial IOS versions: There have been IOS hacks for USB2 support for a long time now. Those rip the USB1 module out of an IOS, and replace it with a USB2 module. You may not care about the uglyness of this approach, the code quality of the replacing modules, or the risks associated with replacing a vanilla IOS. But some coders (us included) do, and outright refuse to use it. On top of that, those nasty hacks are mostly used for warez loaders. IOS58 relieves us of that burden.
非公式バージョンのIOSについての注意点:
IOSをハックすることによるUSB2.0サポートは以前から行われてきました。これはIOSからUSB1.1のモジュールを切り離して代わりにUSN2.0モジュールに置き換えるものでした。その方法自体問題があったわけではありませんし、モジュール置き換えのコードのクオリティも定番のIOSを置き換えることによるリスクも特段問題はありません。しかし開発者(我々Team Twiizersもそうです)にとっては使いたくない方法です。特に言えるのはそういったよろしくないハッキング方法が違法コピー起動のためのローダーによく使われていることです。IOS58は公式機能であるのでハッキングにより違法行為に加担していると見られてしまうのではないかという重荷から我々を解放してくれるのです。

The AHBPROT feature, which we described one year ago, allows you to bypass IOS to access devices directly from the PPC, eliminating the need for any IOS patches. Starting now, we will remove all cIOS poisoned applications from the wiibrew.org wiki.
1年ほど前にお伝えしたAHBPROT機能はIOSをバイパスしてPPCから直接デバイスにアクセスできるようにする機能で、IOSにパッチする必要すらなくなるものでした。今後はcOISが必要な有毒なアプリケーションをWiiBREW Wikiページから削除していく予定です。

Either grab the new installer here, or use the HBC online update (a confirmation dialog should pop up when launching an older version of HBC).
新しいインストーラーを公開しましたのでそちらを利用するか、Homebrew Channelのオンラインアップデートから新バージョンへのアップデートをご利用ください。(旧バージョンのHomebrew Channelを起動するとアップデート確認ダイアログがポップアップ表示されます)

Homebrewのためのハッキングは合法か否か。

メーカーサードの一方的な見地から機器の想定外利用という名目でWiiのHomebrewは常に任天堂から敵視されてきました。
アップデートは常にTeam Twiizersのリリースしたプログラムを潰すための対策が盛り込まれており、アップデートの度に別の方法を考えていかなければならない重責を負わされてしまっている形です。
もちろんTeam Twiizersにとってすべてを止めてしまうことは簡単ですが、WiiのHomebrewコミュニティの期待を一身に背負い、違法な行為には一切加担していないという自負があるからこそ対策されても常に次バージョンのリリースを行い進化してきたのだと思います。

確かに違法コピーゲーム起動のためのローダーにcIOS(改造版IOS)が用いられ、間接的にそのcIOS利用にHomebrew Channelが利用されているという事実は否定できません。cIOSではなく任天堂公式のIOSを利用するのであれば確かに間接的にも違法コピーローダーのためのcIOSにはTeam Twiizersは関与していないという姿勢は明確に打ち出せるでしょう。

ではこれでHomebrew Channelがアップデートの度に対策されてしまう現実が回避できる方向にシフトするかというと、それには疑問を感じざるを得ません。なぜなら任天堂にとってはWiiのHomebrewは想定外利用であることに変わりはないからです。Android OSを採用したスマートフォンやiPhone/iPadのように一般向けにSDKを公開しユーザーによるアプリケーション開発ならびに配布環境を成長戦略として構築しない限り、つまりWiiで任天堂自身がユーザーが開発した自作アプリケーションを推奨する姿勢に転じない限り、残念ながらTeam Twiizersの主張は任天堂には受け入れられないでしょう。これはPSPでもDSでも同じことで、ゲーム機メーカーの計画として最初からHomebrewは存在想定をしていないからに他なりません。

全く望みがないかというと、そうは思いたくありません。

一縷の望みはユーザー各自が違法コピー問題を自身のモラルの問題であるという認識を新たにし、自身が決して違法コピーに手を出さないようにするとともにコミュニティに対して啓発活動を呼び掛けていくことです。ゲームのバックアップ起動は違法コピーを起動させるために用いるのではなく、読んで字のごとく自身で購入したゲームのバックアップ起動に留めておく。今、ゲーム業界における経済活動の輪廻の連鎖を断ち切らないようにするユーザーの努力が促されています。Team Twiizersが抱える問題の本質は彼らの活動自体にあるのではなく、一部のモラルなきユーザーによりもたらされているものなのです。

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WiiのHomebrewでUSB2.0 システムメニュー4.3の恩恵 そして違法と呼ばれる懸念排除へ” に対して 2 件のコメントがあります

  1. もっち より:

    モッチーと言う名で、ずいぶん前に何度か講座の方にコメントさしてもらった者ですが
    いつも2サイトの更新お疲れ様です^^

    講座での毎日更新ゲーム最新情報ニュースは
    自分の情報源になっていて、大分お世話になってます^^

    GameGazでの更新は、英語苦手な自分にとって
    全てドストライクな記事ばかりなので
    毎回更新楽しみにしてます!
    そして翻訳ありがとうございます!

    ゲーム講座とGameGazの同時運営は大変ですけど
    自分のペースでこれからも更新頑張ってくださいね!^^

    またコメントしますね!

  2. まもすけ より:

    @もっちさん

    ありがとうございます。

    実はあまり2つのサイトを更新している意識がなくて、ここが「大人のためのゲーム講座」のサブブログみたいな意識です。

    本当は毎日気になった記事を翻訳したいのですが、年々多忙になってきてなかなか手が回りません。
    この記事も昨日公開するつもりで書いていたのですが疲れて寝てしまったので今日になってしまいました。

    あと、内容がカタすぎますよね。エッセイ書いてるつもりなんですが、自分でも思います(笑)

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