夏だ! 海だ! 台風だ! LifeProof iPhone 4/4S Gen 2でめざせ完全防水

iPhoneを使っていて他のスマートフォンが羨ましくなるのは個人的には防水機能です。ちょっとした雨でも濡らさないよう気を使うiPhoneを「完全防水」をうたうケースLifeProof iPhone 4/4S Gen 2で防水にしてみました。

LifeProof

よく携帯を買っては数ヶ月以内に落下させてキズだらけにしてきた経験からスマートフォンでは「落としても本体にキズが付かない」丈夫なケースを選んできました。今まで付けていたものは『GRIFFIN Elan Form Graphite』というAppleStoreでも販売されているケースでした。

購入して数週間でお約束のように落下させましたが、このケースはアスファルトへ落下しても外れることなく、ケースは当然キズだらけですが本体は無傷という機能的には抜群でしたので非常に気に入っていました。

また、iPhoneの画面を通勤電車の中で回りにジロジロ見られるのがいやでクリアな保護シールの上に更に液晶画面部分にだけ貼るタイプの『覗き見防止フィルム』を貼っていました。

保護シール2枚重ねですが、iPhoneのタッチパネルは性能がいいので全く困ることなく快適に使用できていました。しかし、本当は仕事の都合で雨の中でも気を使わず使える防水機能にずっと憧れていたのです。『GRIFFIN Elan Form Graphite』の唯一の弱点である防水機能の欠落をなんとかしたい、と一時期初の防水スマートフォンである初代REGZA Phone(T-01C)を愛用していましたが、私はスマートフォンで通勤時間などを活用してブログ記事を書いている都合上ウェブサイトのテキストのコピーがやりにくいAndroid 2.2よりiOSの方が格段に使い易いため結局iPhoneへ戻ってきていたのです。

そこでネットで調べたところケース自体で防水を実現する『LifeProof iPhone 4/4S Gen 2』というのがよさそうに感じたのでアマゾンでぽちってみました。

問題は、防水を実現するために当然ながら液晶画面部分がシートで覆われていることに起因する操作性の悪化の懸念です。しかも覗き見防止フィルムを外した状態で使いたくないというわがままをどこまで『LifeProof iPhone 4/4S Gen 2』が許容してくれるのかがポイントです。

Pic1-LIFEPROOF_and_DockExtender

LIFEPROOFと、Dockポートを延長するコネクターをあわせて購入しました。これはiPhoneでワンセグを見るための『ちょいテレi』がLIFEPROOFのDockコネクター部分に入らないからです。買ってから分かったのですが、機能的には問題ないものの気分的には問題ありです。これについては後で書きます。

Pic2-LIFEPROOF_Box

所詮はゴミになる運命ですが、箱にはかなり高級感があります。中には画面を拭き取るための布が入っていたりします。

Pic3-LIFEPROOF_Box

背面には防塵・防水・防雪(寒さに強いのでしょうか?)・衝撃防止と、電子機器にとっては弱点である日常に起こりうるすべての事象からいかにも守ってくれそうなことが書いてあります。

Pic4-DockExtender

一緒に購入した、Dockコネクターを延長する「RadTech 13-860 ProCable Shortz Dock Extender for iPhone, iPod and iPad」です。充電するにも純正の大きさまでのDockケーブルであれば刺さりますが、1mmでも大きいと刺さりません。

Pic5-PhoneJack

防水ですから本来むき出しのイヤホンジャックもきちんと防水仕様になっています。あくまでも本体に浸水しない仕組みなだけでイヤホンは種類を問わず使えますが水に浸ったら壊れます。

Pic6-Front_and_rear_shell_inside

LifeProofの内側です背面側の外周に黄色いOリングがあるのが分かると思います。これが防水のキモになってます。Dockコネクター部分は板状のパッキンで押さえつけて防水するようになってます。

Pic7-Front_and_rear_shell_outside

LifeProofの外側です。画面側に透明シートがあるのが分かるでしょうか。そのうちキズができて白っぽくなってしまう恐れがありそうです。背面の黄色いシールは注意書きですが、結構あっさりめくることができました。

Pic8-Panel_Sheet

画面側の透明スクリーンがかなり曲者で、波打っている様子がうかがえます。ここをタッチすることでiPhoneを操作しますのでインターフェースとして最も重要なところなのです。

Pic9-DockConnector

Dockコネクタの防水用板状パッキンです。ホコリが溜まったままだとそこから浸水してしまうかもしれないので注意が必要です。

Pic10-Camera_Lens

カメラレンズのところには光学性能を損なわないプロのカメラと同等のガラスを使用した二重コーティングの光学レンズを装備しているそうです。iPhoneの画面上で見る限りでは画質に影響は与えていないようです。

Pic11-Shell_inside

マナーモードON/OFFや音量調整ボタンもきちんと動作します。特にマナーモードボタンはこんなんでちゃんと動くのか心配でしたが、全く問題ありませんでした。4/4S共用ですのでボリュームボタンぼ微妙な位置が操作に影響が出そうですが、少なくとも4Sでは全く問題がありません。

Pic12-Phone_Connector

イヤホンコネクター部分にはネジ方式の蓋がついており、Oリングで防水を実現しています。

Pic13-LifeProof_Shell

とりあえず借り組みしてみました。目的は事前防水テストです。

Pic14-Water_test

思いっきり水道水ですがぶっかけてみました。中に少しでも浸水していたら怖くて使えないですからね。

Pic15-Water-test

スピーカー部分にはゴアテックスが使われているらしいです。見た目は薄い布が貼付けてあるように見えます。音は通すが水は通さないという仕組みのようですが、そこへ水道水の水流を5分程流し込んでみました。

Pic16-After_Water_Test

テスト後に中を開けてみましたが、特に浸水はしていませんでした。水滴はありましたがOリングの外側ですのできちんと防水されているようです。

個人的には雨の中電話できて、万が一水たまりに落としても故障しなければ十分ですので性能的には合格です。

Pic17-LIFEPROOF_with_iPhone_4s

そしてiPhone 4Sを綺麗に清掃してLifeProofに入れてみました。

2日間程使ってみた感想です。

まず、保護シート + 覗き見防止フィルムをしたままLifeProofに入れたのでもしかするとタッチパネルが反応しないのではないかと心配していました。
物理的にスクリーンがiPhoneの画面から浮いていますので軽いタッチでの画面操作はできません。物理的にタッチパネルに接触していないからです。ちょっと強めに押してやることで浮いたスクリーンが画面に接触しますので操作ができるようになります。接触さえすれば保護シート + 覗き見防止フィルム + LifeProofスクリーンの3重構造でも操作は可能でした。覗き見防止フィルムは一般的に厚みがあり操作性に大きな影響を与えそうですが、LifeProofに入れて触ってみた感じでは影響があるようには思えませんでした。公式サイトでは保護シートははがすよう書かれていますが、普通の保護シートであればわざわざはがさなくてもLifeProofにそのまま放り込んでも全く問題ないと思います。

強めに画面をタッチすることはiPhoneの良好な操作性を完全にスポイルするものですので、そこを重視する方にはLifeProofは向きません。逆に普段から強めに押しがちな方の場合、ちょっと反応が悪いなぁと感じる程度かもしれません。

もっとも構造上スクリーンは湾曲していますので画面の端のキーボードボタン(バックスペースなど)が非常に押し難いときがあります。

公式サイトのFAQによると

ケースを閉じる際、どうしても空気が入って閉じ込められてしまいます。ケースの正面を胸に当て、手のひらでケースの裏面をしっかり押さえて、閉じ込められた空気を追い出すようにします。これで問題は解消するはずです。

ケースとスクリーンが落ち着いて可能な限り平らになるには、大体1週間ほどかかります。スクリーンは非常に敏感な触感と応答があるはずです。しかし、ホームボタンの周辺にわずかなギャップが生じるのは正常です。

となっており、その通りに空気を追い出すと操作性は改善されます。まだ2日間しか使っていませんが、最初にケースに入れた時のスクリーンの状態は「波打っている」感じでしたが、今の2日後の状態は全く波は打っておらず、どちらかというと真ん中付近が浮いている感じの綺麗な曲面状になっています。1週間位すると状況がまた変わるのかもしれません。

Pic18-Difficult_to_insert

さて、公式サイトでもDockコネクタを延長するパーツとして紹介され純正オプション並みの扱いとなっている「RadTech 13-860 ProCable Shortz Dock Extender for iPhone, iPod and iPad」ですが、てっきりすんなり入るのかと思いきや、ご覧の通りDock部分の蓋に干渉するため真っすぐ入りません。どちらかというと蓋を無理矢理背面側に開いて押し込む感覚です。一応は入るのですが蓋だけ壊れるのではないかとちょっと心配ではあります。

Pic19-1Seg

ということで、無理矢理押し込んでBuffaloのワンセグアダプター『ちょいテレi』を使ってみました。問題なく動いてくれているのが分かりますね。

実はこの防水iPhoneでいつも通り記事を書こうとしたのですが、正直言ってやり難いです。軽いタッチで文字入力等していたので力を込めて画面を押す分時間が3倍くらいかかる感じです。これだったらREGZA Phone(T-01C)の方がマシではないかとも思います。ブログの記事を書く(要するに長文を毎日大量に書く)ような特殊な使い方をしない限り、つまりツイッターやウェブブラウザなどでの情報収集や、メールなどのやりとり程度なら何とかなると思います。

なお、Infinity BladeというiPhoneのゲームをLifeProofに入れたPhone 4Sでプレイしてみましたが、全く勝てなくなりました。画面の端はLifeProofの反応が悪い弱点なのですが、そこをタッチをして敵の攻撃を回避するゲームになっているため敵の攻撃を棒立ちで受け止める回数が増えます。5回プレイして1回も勝てなかったのですが、LifeProofでは勝てる気がしないのでゲームをプレイすること自体やめてしまいました。

画面の反応悪化と防水は完全にバーターですのである程度の操作性悪化はやむを得ません。そこを割り切れるかどうかがポイントだと思います。その代わりに手に入るのが防水機能付きiPhoneです。「ちょいテレi」があればiPhoneが防水ワンセグ機能付きに昇華します。

Infinity Bladeでは勝てなくなりブログ書くのも3倍遅ですがしばらくLifeProofと付き合って行こうと思っています。

夏だ! 海だ! 台風だ! LifeProof iPhone 4/4S Gen 2でめざせ完全防水” に対して4件のコメントがあります。

  1. kazu より:

    夏た!海た!台風た!
    めさ_せ完全防水
    迫力がなくなってますよ。

  2. まもすけ より:

    過去にも何度か同じことがありました。AndroidとUTF-8フォーマットの組み合わせで記事書くと濁点表紙がおかしくなります。
    表示するブラウザの組み合わせの問題もあると思われます。

    ご覧になっている環境を教えてもらえませんか。

  3. kazu より:

    あの時は、PSPでしたね。
    psp-1000,fw5.50gen-d3でした。

  4. まもすけ より:

    PSPで再現するのを確認しましたので直しました。直したと言うよりUTF-8でiPhoneのエディタを使うとWordPressのタイトル部分だけなぜか(Androidでも同じ)濁点などの表示がおかしくなるときがあるようですのでMac側で同じタイトルを書き直しました。

    濁点にはUTF-8の場合複数文字種が存在するようです。それが非対応のブラウザ使うと表示がおかしくなるみたいです。

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